癌検査の、落とし穴
「尿でがんが見つかる」とか聞きますよね。
線虫がん検査ってやつね。
尿に含まれる「がん特有の匂い」を、
嗅覚に優れた線虫が嗅ぎ分け全身15種類のがんリスクを、
A~Eの5段階で判定可能だというものです。

これについて医学会で効果に対し驚くべき論文が発表されました。
「検査による効果は認められない」だって。

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従来の検査で患者のガンを発見できる確率は約2%、
線虫検査では約0.9%、従来検査より精度が落ちる…
しかも線虫検査では部位が特定できないんよ。

線虫検査が検出感度60~90%と謳ってるのは、
検査対象が全員癌患者とした場合の数値でした。
全員が癌患者でも100%の陽性と検出することはなく、
1~4割を陰性と判断し漏れ逃がしたことになります。

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線虫がん検査をはじめ様々な「がんリスク検査」がありますが、
いずれも未承認なんだってよ。
どれも現時点では医学的根拠に乏しいようです。

癌専門医が懸念しているのは、
民間の「がんリスク検査」で陰性だからと安心したために、
癌の早期発見が遅れることです。
こういうケースが徐々に増えてるようですよ。

体調が芳しくない時は、迷わず病院に行きましょう。
怪しげな検査だけで自己満足しても病気は治ってくれません。
かえって発見が遅れると苦しい思いをするだけです。

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