死に目に会おうとする
この国はやたら「死に目」を重要視します。
親の死に目に会えなかった子どもが、
医師に詰め寄るなんてのもあるようです。
この「死に目を優先する」と最期を迎える人が大変みたいよ。

逝こうとしている高齢者への蘇生措置は非人道的なんだって。
最後の最後にかなりの苦痛やダメージを与えるようです。
一旦は蘇生して死に目に会えたとしても、どうなのかな?

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高齢者が心肺停止の状態になったので医師は気管内挿管をして、
人工呼吸器につなぎカウンターショックと心臓マッサージした。
すると心拍が再開したのでステロイドや強心剤を投与して、
翌日の夜に無事、家族に見守られて永眠した…

気管内挿管はステンレスの器具を口に突っ込み、
舌をどけて喉頭(のどぼとけ)を持ち上げて、
人差し指ほどのチューブを気管に挿入します。
時には前歯が折れ口中が血だらけになることも…

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カウンターショックは胸に電極を当て電流を流すので、
皮膚に火傷を引き起こすことが多々あります。
心臓マッサージも本格的にやれば、肋骨や胸骨を骨折させ、
高齢で痩せている人なら骨折は一本や二本ではすみません。

安らかに穏やかに逝こうとしてる高齢者に、
過度な蘇生は必要なのかどうか?
本人は望んでいたのかどうか?甚だ疑問ですね。
少なくとも苦痛の時間を与えることにはなります。

死んでも音は聞こえるようなので死に目はさほど重要ではないかも。
死の瞬間に立ち会えなくても後から言葉を掛けることはできます。
穏やかに逝かせてあげるのが何よりも大切なことかもしれません。
うちは夫婦で「過度な蘇生措置はしないで」と申し合わせてます。
死の際まで苦しいのは嫌なんよ。

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